2015年9月26日土曜日

2015.08.14 Big Band Large Ensemble Jazz Rehearsal VSC Project終了報告

2015.08.14 Big Band Large Ensemble Jazz Rehearsal VSC Project終了報告

今回はM-AQUAからの提案です。

M-AQUAでは、Recording、Live Sound以外に、以下のようなSound Solutionの提供をご提案いたします。
"Virtual Sound Check"略してVSCです。

M-AQUAではYAMAHA QL1Mackie DL32Rを利用して、主にLive会場や皆様の練習会場において、Virtual Sound Checkを可能にするシステムを構築しました。

掲載の許可を頂きましたので、現場実例からご紹介いたします。
洗足学園大学ジャズコースには3つのBig Bandがあります、そのうちの一つGet Jazz Orchestra、ジャズコース統括責任者の香取良彦先生で、運営をされています。

今回は夏季演奏能力向上の目的のため、近隣のホールを借りて行ったリハーサル。
M-AQUAとして、SR Live Sound機材の提供を行いました。

こちらが図面です。




会場はエポック中原、キャパ800人ほどの中ホールでした。
GJOは通常のBig Band編成 Dr Ba Pf Gtr Sax5 Tb4 Tp5に加え、Vo Vl Fl ClとPer、Big Bandというより、Large Ensemble Jazz /Large Ensemble Orchestraといった風に私はとらえています。












当日は、リハーサルのためにホールを借りているので、無論一般のお客様は無し。
ただ、FOH Main SPお客様に聞かせるためのスピーカーは通常どおり設置、モニター類もBig Bandに必要なモニター類を設置。

客席にポツンと置くコンソール。


システム同志の結線にはDanteイーサネットケーブル1本で、32ch in 16ch outが構築出来、YAMAHA QL1での受け渡しも運用から4ヶ月安定しています。
昨年まで運用していたYAMAHA DM1000より操作できるCh数は若干減りましたが、操作感はこちらも抜群です。


サウンドチェック後、メンバー23人で演奏→収録ののち、23人全員が客席に座って、たった今の演奏を客観的に客席で聴く。

PlayBack中、各楽器の生音が存在しない以外には、モニタースピーカーからも音は出ているし、バランスも容易に変更が出来る。

Engineerからの視点としては、"かぶりが確認できる"、"各モニターの音量の確認が出来る"、"EQ Comp Revなどの音の作り込みに対応が出来る"。
もちろん、そのまま32chのLiveRecordingにも対応しています。
M-AQUAではYAMAHA用、Mackie用と2枚のiPad(iPad3とiPad Air2)で対応をしていますが、それぞれでどちらの操作も出来るように運用してます。

多くのメジャーアーティストが、客観的にその日その会場のサウンドを聴くために構築されたVSC、本番のLive Soundや、それぞれの演奏表現の向上のため、効果があると思われます。

また、VSCを体験していただいた感想として、『自分たちの演奏の到達度、満足度もさることながら、やはりお客様に向けて届く音楽をやってナンボ』というお言葉をいただきました。

現状、演奏家がFOHの音を聞くことは出来ないことが多いですね。
Mackie DL32Rの出現により、より手軽に、VSCのシステムを構築出来るようになりました。

よりみなさまの演奏が良くなることを期待しています。



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