2013年1月6日日曜日

2012.11.03 04 Ibaraki Hitachinaka Shigin HappyouKai SR 41RP STAFF REPORT

2012.11.03 04 Ibaraki Hitachinaka Shigin HappyouKai SR 41RP STAFF REPORT

11/3・4のひたちなか市民文化会館詩吟発表会のレポートです。

今回は大変「転換」の勉強になりました。
本番何日も前から綺麗な舞台図面を頂いていたのですが、何ページにも渡る転換図は何が一体どうなっているのか一人では把握できなかった。
また、詩吟や琴・十七弦・尺八・琵琶などを生でじっくり聴くのは初めて。日本人なのに邦楽を何も分かっていない自分が情けなく感じました。

3日仕込み・リハーサル
・今回詩吟にワイヤードのマイクを13本・ワイヤレスを3本・バイオリンやチェロも含め楽器用のマイクもあった。下手から・上手から・両方から出す転換も含まれていたので先バラマルチを延長してステージ上まで延ばしました。マイクの抜き差しが必要な場面がほとんどだったのでマルチ・マイクそれぞれにマーキングをした。
・これは今井さんにご指摘された事です。今回詩吟に使用したマイクは全て58だったため(恐らくほとんどが)同じ条件のはずだからマイク自体にマーキングして転換時一生懸命探し時間をかけるより近くにあるものからどんどん繋げて行った方が効率的です。
・今回出ハケや入れ替わり別の方が同じマイクを使う事があった為、高砂スタンドを使う場面が沢山あった。ご自身で簡単に高さを調節して頂けるという利点はあるが、重い為に一人で安全に運べる数は2本である。転換時にスタンドを出すだけで時間がかかってしまった。
・一通りの演目のリハーサルを終えた時点でステージスタッフで会議をした。リハーサルを行わない演目もあった為、転換時の細かな役割や段取り・ケーブルやマイクなどの配置を決める。不安材料を減らす。

4日本番
・一つの転換が終わった時点で次の転換の確認・準備・またはスタッフ同士のレベル合わせ。今回は今井さんに頼りっぱなしになってしまった。WLのケアなども全てしてくださった。もっと私が気付けるようにならなくてはいけない。
・どきっとした事が琴や尺八のマイキング。なんかセッティングが終わった時点で何かおかしいなと思い修正を行なったのですが、そこに絶対の自信は無く、どうしてもっとリハーサル時に見ておかなかったんだと後悔した。マイクの角度を少しでも変えるという事は重大な事。転換のセッティングも責任を持って行う。
・本番中チェロとバイオリンのマイクが生きない事があった。本番直前のチェック時にはいきていたはずなのに、本番中の最終チェック時に生きなかった。慌てて変わりの57を用意し、繋げると生きる。どうもマルチケーブルのグランド線が切れていたようです。コンデンサマイクなので48Vがいっていなかった。
その時できる事は色々あった。ケーブルを変える・マイクを変える・回線を変える・一度抜き、またつなぎ直してみる、など。引き出しを沢山持っておく事・慌てず冷静に原因を探り解決策を考える事が重要だと感じた。
この時は別回線(他マルチ)を使う事でなんとか間に合った。
・転換時、舞台が出来てから音響転換に入る。危険が無いように周りを見ながら作業をする。蹴込みなどの言葉も覚えた。

感想
資料を頂いた時点では、全く想像出来ないほどの転換無いようでしたが、リハーサルを終えスタッフ間の話し合いを行なう間に、やっと実現可能な物になっていった。
今井さんや津田さんには本当に頼りっぱなしになってしまいました。また、舞台スタッフの栗山さんにも最後の大転換時に沢山お手伝いして頂きました。
さらに効率の良い案を出せるよう、脳みそフル回転で挑めるといいと思う。
貴重な経験でした。面白かったです。

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