2012年10月25日木曜日

2012.08.30 High School Public Event KITAKOU SAI Opening SR 41RP STAFF REPORT

2012.08.30 High School Public Event KITAKOU SAI Opening SR 41RP STAFF REPORT

北高文化祭レポートです。




前日栃木入り、当日高校の文化祭と言う事もあり早めの入り時間。睡眠大切です。
前日は翌日の現場の事をくよくよ考えてしまうので、さっと寝た方が朝気持ちよく現場に入れます。

文化祭という事で様々なプログラム。実行委員の学生さん達が一生懸命考え、多くの苦労をし、作り上げてきたのだなと考え少しジーンとするシーンもありました
主にMCで使用するワイヤレスマイクに、演劇でつかう4つのピンマイク、そしてワイヤードのマイクを袖に用意。

私は特にピンマイクを初めて使ったので多くの発見があった。
まず凄く小さい。踏んだらつぶれるしちょっと引っ張ったら抜ける。慎重に扱う。
そして付けたら最後。どこにでもいけてしまう!非常に便利なのですが、管理は大変。
あの小さいマイクで様々な音を拾ってしまうなんて驚きです。
リハ中、演技指導でマイクを付けたまま客席にも行きます。スピーカーの前にも。しかしそこは私が配慮するべき点であって、予めしっかりと伝えておくべきでした。
ピンマイクって役者同士が凄く近づくことや、マイク付近でどんな音を出してしまうかもしれなかったり、常に付けている人を見ている必要がある。

私が普段好きで見に行くミュージカルなんてピンマイクが当たり前だけど、それって凄い事なんだなと身を以て知りました。
ピンマイクだからという理由だけではないが、ミュージカルを観に行ったときミキサーさん達はステージ上から片時も目を離さないなと何もわからないながらに感動した事があります。
今回はたった4つのマイクでしたが思っていた以上に神経を使うものだった。

また私が女性だという事もあり、皆さんにマイクを付けさせて頂いたのだが、そのときにとれる出演者さんとのコミュニケーションが凄く嬉しかった。 出演者が高校生、それぞれの緊張や興奮を共感できて、そこで私が何を伝えられるかななど、音響の仕事をしながら人とふれあう事ができ今まで感じた事のない楽しさでした。

ピンマイクのクリップの向きの変え方やチェックの進め方など、大変勉強させて頂きました。
学校に入った時、この仕事をする上で女であるという事が足枷になってしまうのではないかという事で悩んだ事があったが、逆に女性だからこそできる仕事もあるのではと思えるようになった
確かに体力の部分で劣っている事もあるので工夫しながら、しっかり鍛えていきたい。

そして今回3点吊りのマイキングをやらせて頂いた。
使ったマイクはSONY のECM23F、学校でもよく使っているマイク。

ここで考えた事は、「私自身あの位置で音を聞いた事はないな」と言う事。それでもホールの構造上3点吊りの位置で音を聞く事は不可能なので、想像をする事と実際収音された音を聞く事でしか位置を決める事はできない。

そして次に考えた事はどんな音をとるべきかと言う事。今回吹奏楽部の演奏があったのだが、「吹奏楽部の演奏の音」・「ホールで演奏する吹奏楽部の演奏の音」・「ライブの音」。

今回依頼があっての収録では無かった(SRがメイン業務)為、目的が曖昧だったのだが、マイキングをする際、何を何の為に録るのかという部分が重要であって、それによって全てが決まるのだなと、自分でやってみて初めて思った。

2本のマイクの距離どれくらいの角度開くか(もしくは狭めるかもしれない)、そして上下の角度・ステレオバー自体の高さ。これで驚く程音が変わる。それに驚いた。
最終的にホルンパートを狙った形になった。楽器によって音の飛ぶ方向性も異なるのでたった2本のマイクで表現するってとっても難しく・面白いなと思った。
今回単一指向性のマイクを使ったので無指向性のマイクだとどう変わるのか非常に気になります。チャンスがあれば個人的にでも是非やってみたい。
貴重な経験をさせて頂きました。

それともう一つ。何かが原因でホールからお借りしたワイヤレスマイクが一本壊れてしまった。ワイヤレスという事もあり目を離した隙の出来事だったのでこういう危険性もあると認識しているべきだった。
目の届くところに保管・安全に大切に使って頂くよう伝える・そして機材は簡単に壊れてしまうものなのだっと再確認しました。

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