2012年8月12日日曜日

2012.08.11 Dreamers Union Choir Cafe Live at Mitaka Kaze No Eki 41RP Project終了報告&STAFF REPORT

2012.08.11 Dreamers Union Choir Cafe Live at Mitaka Kaze No Eki 41RP Project終了報告&STAFF REPORT


・内容
三鷹のジブリ美術館前にある、Cafe風の駅にて、Dreamers Union ChoirさんのFreeLiveSR

・当日まで
1:図面を作成する事
2:初めてO1Vを使う事になったので使い方を覚える事。
結局OfficeのExcelを使用。完成が遅れてしまった。
デジ卓を使うにはもっとアナログ卓の勉強が必要だなと実感した。

・当日
お店がランチの時間帯には、仰々しい音響機材をセットアップしてしまうと、営業の邪魔になってしまうため、朝機材を搬入。
駅まで戻り待機の後、もう一人のスタッフと合流、打ち合わせ→会場入り。

少し会場に着くのが早くなってしまった。お店の方にご迷惑をかけてしまうので注意。
お店が空き、出演者の方も会場入りしたのと同時にセッティング開始。
二人でスピーカーを立て、その後卓周りとアウト分かれて結線。
TBマイクを一本出してアウトチェック。

今回はF.O.H LRとFOOT Mon. LRの4系統。
今回悩んだのがアンプのアッテネーター位置。
特にモニター用はAUX経由なのでSENDでのレベル調整とアンプでの増幅値、どこで折り合いを付けるのか悩んだ。
結局うやむやなまま進んだ。実際卓で操作しにくい事もモニターを聞いて違和感もなかったのだが、次までに確認する事。

その後チューニングをしつつINPUTの結線。
今回卓位置がステージ奥でハウスを聞きながら行う事ができなかった。
心配が重なり、少しカットし過ぎたと思う。グライコを使う事が当たり前になって、無駄に音を狭める事が私の中で当然になっているような変な思い込みがあったと気づいた。

全てフラットからのスタート。余計な事をしない。
チャンネルごとのEQにも同じ事が言える。その後出演者の方が楽器をセッティングし始めたので慌ててKEYの回線チェックを行った。

順序をよく打ち合わせしておかなかった事が原因。
生きているか分からない回線を出演者の方に渡す訳にはいかない。

LINEものの回線チェックは特に優先してやるべきだと思った。
あまり余裕がなく回線チェックが済んだところで出演者の方にマイク・サウンドチェックを行って頂いた。
名前(今回はそれぞれのマイクに出演者の方の名前を張っていたので)とパート名を言って頂きながら微調整。

リハーサル中も表に音を聞きに行く事が出来た。もう少し、一緒に現場入りして頂いた2年生の方と意見交換ができれば良かったという事も反省点。

今の学生という立場だからこそ聞ける事って沢山あると思う。今のうちに沢山質問する事・自分に対する意見を聞く事、またそれを真摯に受け止める事が大事だなと思った。
出演者の方にモニターにリバーブを返す事って出来ますか?と聞かれたのだが出来なかった。

落ち着いて考えれば出来る事なのに、こういう所で焦って要求に応えられない。仕事を頂いている身として非常に情けない事をしてしまった。

本番中にフェーダーを触る事にもっと躊躇するべきだと感じた。
ほんの少し上げる・下げるで大きく変わる。もっと繊細な物だと自分の中で意識改革が必要。EQなども同じく。
リハーサル中にどれだけその音と向き合えるかが大切だと学んだ。短い時間で集中する事。

・感想
本番終了後、今日はどうだったのかと自分で考えてみてまず音をただ大きくするするという仕事しか出来なかったと感じた。

ただマイクに通った音を増幅してアンプにつなぎ、スピーカーから音を出す。という作業では本来の音(表現するべき音)を拡張・拡大した上では再現する事はできない。
音を電気信号にしてまたスピーカーから発信するという事は多くのものを失っているはず。

その為に様々な機材を用いて、本来の音に近づける。
それで本来の音とは、自分に何ができるのかと考えた時に、どれだけ音源・出演者・楽器...を理解しているか・知れるかという事に繋がるのではと感じた。

SRの仕事は当日しか出演者に会わない場合がほとんどかもしれない。だからこそその一瞬で音に集中して向き合い理解する事が重要だと思った。

自分の耳を鍛えるという意味で良い録音や生の音を聴くというのも大切だと思うが、まず出会った音にもっと真剣に向き合うべきだったと反省した。

それともう一つ、もっと自分で動くべき!ご一緒して頂いた2年生に多くの事を任せてしまった。もっともっと根本的な部分でスタッフとしての仕事に取り組むべきだと痛感した。あとは連絡・情報共有の重要性を再確認。

反省点ばかりになってしまい申し訳ありません。
ただ今回の現場で私にとって音響についての意識がガラッと変わりました。
自分でやるのは二度目でまさかこんな機会があると思っていなかったので戸惑いや不安もありましたが、私にとって大きなものを学べました。
こんなチャンスを頂き本当にありがとうございました。



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