2012年4月29日日曜日

2012.04.01 Funabori Brass Band Live Recording Project終了報告

2012.04.01 Funabori Brass Band Live Recording Project終了報告


2連続投稿、実際の現場も、2連続吹奏楽でした。
恩師からの依頼の中学校吹奏楽部OBも含めた合同コンサートの収録。
乗り込み当日仕込み&13:00開場というタイトな現場でした。
袖収録が比較的良い距離感で出来たのが幸いです。


Audio Plan





連端板(連絡端子板)すごく使いやすかったですし、Hallの方に聞けば、結構Classic収録があるようです。
しかし、楽屋までの道のりが遠く、ほとんどの皆さんが袖収録のようでした。






とにかく、響きの良いホールでした。


これくらいの間口であれば、Frontは4本で十分



プロサスから、補助マイクLL RRを吊りたくなっちゃうね。

不思議なんだけど、あまり反射は気にならないホールでした。
これだけ、見た目でも板張りでむっちゃ反射するような気がするんですが、きちんとした設計がなされているのでしょう。


奥Mainの補助マイクは、あえて芯を外してます。


HAはこんな感じ。


ほんとにHAの頭決めは難しい。
こんな話をこないだあるエンジニアさんから盗み聞きした。
『HallのClassic収録等で時間がない時に、マイクチェックの時の頭決めは、必ず距離感を考えてマイクチェックし、その時にだいたい頭を決めてしまう』
『それは、Hallで聞いた感じ、聞いたまんまにしたいので、センター等でも声をもらう』
『聞いている感じと同じということであれば、Main Micは遠く、補助マイクは近ければ近い』

基本は、マイクチェック時において、マイクの健康チェックと共に、その状況の音場についても、その時点で情報を得て、頭を決める。

歪みが気になるのであれば、Faderをあげ気味に、SNが気になるのであれば、Faderを下げ気味に。
それと、一番ダイナミクスがいかせるポジションにHAを持っていき、Faderはそれに追従。

録音を在職中個人的に始めて、一番紆余曲折したのがHAだなーと思い出す。
dBX 586 dBx386 Millenia HV3D-8 Brent Averill1272いろいろ使った。
ここ数年ONYX800Rしか使っていないが、そろそろ欲しいね。

反面、マイクは本当に変わらない。
DPA SCHOEPS Neumann AKG

また、このホールで録音したいな。
及川先生貴重な機会をありがとうございました。

STAFF 日下 南 田中優美子 とみ

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