2007年3月14日水曜日

2007.3.2-3 GOSPEL LIVE SR STAFF REPORT 35RP/SA1

2007.3.2-3 GOSPEL LIVE SR STAFF REPORT 35RP/SA1
3月3日、武蔵野公会堂にて行われたゴスペルチャリティライブ、
『ベナンに井戸を』の、スタッフレポートです。

事前のミーティングでは積極的に質問し、
たくさんの情報を得ようという姿勢でしたが、
経験がない為回線表を見ても実際の作業のイメージが沸かず、
何を質問したら良いのかわかりませんでした。
その点過去のレポートは実際に経験した人のものなので、
そこにはたくさんのヒントがあります。
良い予習の材料になったと思います。
また予習の仕方にしても、図面を見るときや機材を調べるとき、

想像力を働かせて実際の作業を思い浮かべながら見る事。
それが大切だと感じました。

前日の搬入、仕込み時の作業は安全に、また会場を傷つけないように。
搬入口に急な階段があったり、会場の反響板が貼りたてだったり、
ホリゾント幕があったりと、注意すべきところが多くありました。

今回の様にスタッフの人数が多いときには、
それなりの動き方があるのだと知りました。
その中で自分が今何をするべきなのか、適材適所に自ら動いていく、ということ。
それがまだまだ出来ていません。
それにはやはり、常にアンテナを張る気持ちで周りに気を配り、
作業の全体を把握することが大切なのだと思います。
また、これは何という機材で本番どう使用されるのか。
それを搬入時に運びながらも確認していくという風に、
使用する機材の把握にも頭を働かせる必要がありました。
仕込みに入って「○○持って来て」と言われた時、
その機材がどのケースに入っているのかがわからずモタモタしてしまったのは、
そういった機材の把握が足らなかったからです。

・マルチケーブルの引き回しは、階段の上(客席側)から下(ステージ側)へ引き回す。
 などの効率良く作業を行う為の考え方。
・途中転換が入るということで、捌けやすいようにキーボードスタンドとDIを、
 養生テープで固定する。
 などのスムーズに作業が進む為の工夫。

それは考え込む程難しいことではないので、どうしたらもっとうまく行くのか、
それを常に考えながら作業をする。
始めのうちはるべき事をやるので手一杯かもしれませんが、
その姿勢は大切にしたいです。
また、スピーカーケーブルを引く際動かした足場などは戻す。
といったスタッフや出演者の方々に対する配慮も、
安全に作業を進める上で忘れてはいけないことでした。

当日のリハーサル時、AGの方が持ち込み機材のプリアンプを使用する、
ということになりましたが、うまく対応出来ませんでした。

まず回線表をしっかり理解すること、そして何か変更があった時、
落ち着いた視点も持って対応していくことが大切だと感じました。
AGのモニターの音量を確認しろと言われた時も、
場所がわからず焦ってしまいました。
その原因は、今ステージ上で何が行われているのか。
その流れを把握していなかったことにあります。
注意してステージを見ていなかったことが反省点です。
また他のスタッフと連絡を取る際「~なんですが…」と、
文の最後がまとまらないままで、
うまく伝わらないことがありました。
うまくコミュニケーションを取ることは、
作業を円滑に進める上でとても大切な事なので、
気を付けたいです。

本番は上手に控え、公演中、マイクを動かす以外にも、
太鼓の台やイスを出したり捌けたりという作業を担当しました。
ステージ上ではテキパキと動くよう心掛けました。
しかし一度、曲の間にイスをはけるタイミングを逃してしまい、
次の曲もイスが出たままになってしまいました。
短い転換のタイミングも逃さぬよう、
気を緩めずにしっかりステージを見てみていなければならないと思いました。
マイクのアレンジや転換のタイミングなど、本番中にクリカムで確認を取りながら
作業が出来たことは良かったと思います。

今回の経験を生かすために、失敗を振り返り、どうすれば良かったのかを考える。
また、当時気にしなかったところを考えてみる。
そういった復習を怠らないようにしたいです。

1 件のコメント:

M-AQUA Live-Sound さんのコメント...

M−AQUAです。

『事前のミーティングでは積極的に質問し、
たくさんの情報を得ようという姿勢でしたが、
経験がない為回線表を見ても実際の作業のイメージが沸かず、
何を質問したら良いのかわかりませんでした。』

後は慣れと、↓想像力(イメージ)ですね。

『想像力を働かせて実際の作業を思い浮かべながら見る事。
それが大切だと感じました。』

『今回の様にスタッフの人数が多いときには、
それなりの動き方があるのだと知りました。
その中で自分が今何をするべきなのか、適材適所に自ら動いていく、ということ。
それがまだまだ出来ていません』

特にお願いしたいのは、先周りして、考えられるようになってほしいという事です。
常に、
・今何をしているのか?
・これから何をすれば良いのか?
これを軸にして、
・出演者の立場になって、
・お客さんの立場になって、
・スタッフの立場になって、
考えられることを、シンプルに考えるのが重要です。

あまり難しい理想や、意地、自分のやり方をとおしていては、道は遠いです。

何かモノ作りの時、必要とされる技術者を目指して下さい。